本当にしたい仕事
本当にしたい仕事
どれだけ多くの人が自分の仕事に心から誇りを持っているでしょうか?多くの人は、自分を正当化しようとして、自分のしていることは価値があり、素晴らしいことだと思い込もうとします。そうしないと仕事ができないからです。お金のために妥協しているのです。本当に誇りの持てる仕事ならば、収入がなくても続けられるはずです。自分が本当はどう感じているのかをはっきり知りたいなら、こう問いかけてみましょう。「国が生活を保証してくれたら、自分は無償で今の仕事を続けたいだろうか?」
あなたの答えはどうでしたか?
もし、答えがイエスであれば、素晴らしいことです。
ノーの場合は、少し考え直すべきかもしれません。あなたが、その仕事を続けようと思わない理由を考えてみましょう。
それは、例えば;
社会に必要のない仕事だから
環境を悪化させるから
粗悪品を製造している
本当に必要なものではないから
というような理由かもしれません。
あまり社会のためになっていない仕事でも、その仕事を通してお金を得ると、お金を得ることの罪悪感を打ち消すために、仕事を正当化しようとします。誰でも、自分が悪いことをしているとは思いたくないものです。
今の時代は、お金がないと生活できないので、お金の基盤を失うことを恐れて、真実を受け入れにくく、感じにくくなっているのかもしれません。
甘いアイスクリームを売ることは、それを買った子供たちがうれしそうに食べるので、良いことをしているように見えるかもしれませんが、一方で健康を奪っていたりします。
住宅地を開発している会社は、新しい家を欲する人に、住宅を提供して喜ばれているかも知れませんが、そのために自然破壊を行い、生態系のバランスを壊し、また、核家族化を推進して、家族のつながりをなくすことを促しているのかもしれません。
地元に公共事業を起こすという約束で当選した政治家は、あまり必要性の高くない公共事業(ダム建設などの)を行い、自然を壊してしまいます。一時的なお金のために、大事なものを失うことは、かえって人々を苦しめることとなります。一般人は、目先のことにとらわれがちですから、政治家たるものこそ、迎合的な動きをするのではなく、長い目でものを見た判断をすべきなのですが・・・
家族のために働くことも大事ではありますが、働くことに時間をとられて、家族とすごす時間がなかったり、食事がいい加減になって、病気になってしまうこともあるでしょう。これでは、かえって家族に負担をかけてしまいます。
自分自身も 家族も 友人も 知人も 地域、国、世界、宇宙すべてが喜ぶ仕事なら
完全調和するはずです。
自分だけが喜んだり、お客様だけが喜んだりするような仕事は 完全には調和していないですね。
大きく広い視野で考えてみてください。
あなたは本当はどんなことをしたいのでしょうか?